初任合同研修始まる



人事院総務省の共催の元で、
代々木オリンピックセンターでやってます。
この研修に参加してるのは、
各省庁&独立行政法人に新採用された国家公務員Ⅰ種のみんな。
やっぱ、みんな俺よりも頭良さそうで
人間的にもしっかりしてそうなんだよ。
ずぇったい俺がこの場にいるのは、間違っているような気がする……。(泣)


今日のメニューは、小泉首相の有難いお言葉を聞いて
先輩官僚のお話&各グループでの自己紹介みたいな感じかな?
小泉首相は、主に「初心を忘れるな!」って事を言ってました。
そう、「国のため、国民のため」ってのを忘れたら
国家公務員としての資格はないもんな。
俺も今の気持ちを忘れずに、今後も業務を頑張りたい。


むしろ、おもしろい話をしてくれたのは、先輩官僚の方だったかな。
この人は、自分の過去の経験やらを話してくれて
非常に興味深かった。

「Aという省庁に入れば、Aしか考えられなくなる。
 自分の省庁だけじゃなく、他の省庁の立場で考えろと言っても
 人間は言われただけじゃ身につかないので、
 どんどん省庁間交流をやればよい!」


偉いポストについたからと言って、周りにいばりちらす奴がいる。
もちろんこういう奴も困るけれど、
私が一番嫌いなのは、必要以上にへりくだる奴だ。
例えば、省庁間でどうしてもお互い譲れない一線があったときに
「みんなが上手くおさまるなら、私はこの仕事を降ります。」
と言って、自分の仕事を投げ出すのが最もひどい。
これは、行政の責任放棄である。
憎まれても自分や組織の信念を貫くのが、行政のプロたるものだ。



う〜ん、やはりさすが元官僚の言うセリフには
非常にリアリティーがあるなぁ……。(笑)


あと、この研修では省庁をごっちゃにまぜてグループを作っているので
普段めったに見ない省庁の人達と研修をしている。
グループメンバーを見ると非常におもしろい。
何せ、ありとあらゆるジャンルの国家公務員が揃っているので
どこかの研究所に勤務する研究員やら
いろいろな意味ですごそうな外務省や財務省に勤める事務官、
地方勤務(離島を含む)の人達とかね。(笑)


でも、普段自分の所属する省にしばられている俺にとって
他省庁の人の自己紹介やら小話が非常に興味深い。
と、いうのも自分とは違う価値観を持っているからだ。
この前の輸入盤CDの著作権に関する話でも書いたけど
例えば、経済産業省(あくまで研究所の1研究員の意見だったが)は
産業活性の側面から反対してたし
文化庁は、日本文化の保護の側面から賛成していた。
参考リンク1
参考リンク2
こういった感じの、違う価値観同士のディベートができるんだよねぇ。
普段俺が、「これは常識でしょ?」
と思うことでも、違う側面から意見されると
はっとすることがたくさんあるんだよねぇ……。
いやはや、ほんっとこの研修では、勉強することがたくさんあるなぁ……。