罪悪感と向き合い惨状を絵に



参考リンク
東京大空襲から59年。
一方俺が生まれたのは、昭和54年で
当然のごとく、戦争をリアルタイムに経験したわけではない。
ましてや俺の父母だって、リアルタイムに経験していない。
だけど俺たち日本人は、過去に日本が行った戦争を
正しい歴史認識で後世に伝える義務はあると思うんだ。


そりゃ世の中、きれい事だけじゃ動かないのはわかってる。
「戦争は憎しみを生むだけで、
 力でねじ伏せた勝利は、真の平和をもたらさない。」
なんてのは、ひょっとしたら机上の空論なのかもしれない。
だけどやっぱり、罪の無い人の命を奪う事は許されないし
誰もが平和に生きる権利はあるわけで……。


上記の参考リンクも、非常に胸の痛くなる記事である。
自分が生き残るために、助けを求めてきた女性を見捨ててしまった……。
きっと、究極の選択だったんだろうと思う。
いくら状況が状況でも、
こうやっておよそ60年年月を経ても、罪悪感にさいなまれているという事は
本人にとって思い出したくない過去なのかもしれない。

「今の平和は、助かりたいという思いを砕かれた人たちの
 無念さの上に成り立っている。経験者には、それを伝える義務がある。」

記事中の彼の言葉が、痛いほど胸に突き刺さる。
「戦争」は、確かに良くないことだ。
だけど、一向にこの地球上で「戦争」がなくなる気配がない事を考えると
人間には、「戦争」でしか決着を付けられない場合もあるってことを、
人類の長い歴史は示唆しているのかもしれない……。


どこの国とは言わないが
やたら他国に爆撃したり、はっきりしない根拠の元で戦争を行った国がある。
もう少し、「命の重さ」や「戦争の悲惨さ」を考えた上で
冷静な判断はできなかったのだろうか?
どうも僕には、あの戦争が2国間の決着をつける
最終手段だったとは思えないのだが……。