2003年の国Ⅰ官庁訪問日記「第15話〜番外編①〜」



前回「最終話」と書いたので、今回「第15話」と書くのは
多少、気にかかるところなだけど、まぁいいか。(笑)
ここからは、7月4日に内々定を頂いたからの事を書こうと思ってる。


ところで、俺は以下の4つの公務員試験を受験していた。

  • 国家公務員Ⅰ種
  • 郵政公社総合職
  • ○○市役所
  • 国家公務員Ⅱ種

これらの最終受験結果は、以下の通りである。

           
 1次試験   2次試験   内々定 
国家Ⅰ
郵政公 辞退
市役所 辞退
国家Ⅱ 辞退


おそろしいことに、×が一つもないのだ!
こりゃ、一生分の運を使い果たしてしまったのかもしれない……。(笑)
ちなみに自分的な各1次試験の難易度は、
難    市役所>国Ⅰ郵政公社>国Ⅱ  易
得点率   40%  50%     65%   70%
ってかんじかな?
(市役所の教養&専門と郵政公社の専門は、
 正答が公表されないので、あくまで自分の手ごたえ)
市役所は、自分の専門職じゃない区分で受験したので
かなり難しく感じたのかもしれない。


とりあえず、7月7日に入れておいた郵政公社の業務説明会はパスした。
当日、体調が悪く(内々定の嬉しさのあまり、三日三晩飲み続けてたため)
郵政公社は諦めたわけである。(笑)
8月の国Ⅱの二次試験は、当然国Ⅰ内々定出ているのでパス。
……そして問題は、市役所だ。
実は当初の第一志望は、市役所だったのだ。
国Ⅰは1次試験で落ちるだろうと誰もが思ってたのだが
まさかの内々定で、市役所とかなり迷うことになる。


国Ⅰや国Ⅱを受験した理由は、「◎◎をやりたい」からであった。
一方市役所を受験した理由は、単純に「実家に戻りたい」ということである。
そりゃ、自分の人生設計だって重要だと思わない?
国Ⅰの場合、2、3年周期で異動して全国転勤あるわけだし、
激務薄給だし(薄給に関しては市役所も同じか(笑))、
見知らぬ土地でどうやって結婚相手を探せっていうんだよ?!(半分逆ギレ)
市役所の場合は、転勤はないし、地元の友達もたくさんいるし、
親が倒れても側にいることができるし……。


まぁ、いろいろ考えるところはあったのだが
結局俺は、市役所の2次試験は辞退した。
故郷を捨て、新たな場所で生きることを決意した瞬間であった。
あぁ、就職活動ってこんなにツライものだったのであろうか?(笑)
後日、実家に帰った時の友達との飲み会で
「お前も、この町に戻って来ないのかぁ……。寂しくなるなぁ。」
と言われ、何も言えなかったのを思い出す。
少なからず国家公務員の内々定をもらった人は、
こんなことを思うのだろうか?


→第16話〜番外編②〜に続く!