台湾総統選、陳総統が再選



実は、あんまりこういうメジャーなニュースは
今まで極力書こうとしなかったんだよね。
だっていろんな人が、すでにいろいろな場所で話題にするわけでしょ?
自分としては、結構マイナーなニュースをネタにしたいんだが
とりあえず、地理的にも日本に近いわけだし
台湾の歴史を紹介しようと思って、今日はこのメジャーネタにしました。


参考リンク
4年前のアメリカ大統領選なみに、すごい戦いだったみたいです。
台湾総統に立候補したのは、「一辺一国論」を提唱する陳水扁(民進党)と
「親中」路線の連戦(国民党・親民党)の二人。
まぁ平たく言えば、「台湾独立派VS中国に従属派」の戦いだね。
んで、投票結果はわずか3万票の差で陳水扁の勝利。
ちなみに全票数が、約1290万票だったので
いかに薄勝だったのかが、わかるだろう。
ただ、無効票が33万票あるらしく、連戦が「選挙無効」を訴えている模様。
無効票の取り扱い次第では、逆転可能と考えてるわけか。


この選挙は、同時に住民投票も行われた。
けど、こっちは投票率が50%を超えず、成立しなかったみたい。
参考リンク
しっかし、また設問の内容が過激だよなぁ……。
「中国のミサイルに対する防衛能力を強化する」
ってのは、明らかに中国から見れば、おもしろくないんだろうなぁ……。
この住民投票は、中国だけでなく日米等の他国からの批判もあったから
投票率が上がらなかったみたいだな。


でも、台湾の歴史について調べてみると
これもなかなか根の深い問題だと思うし、
多少台湾がかわいそうと思うところもあるんだよな。
参考リンク1
参考リンク2
上記の参考リンクを見ればわかるだろうけど
台湾って、いつもどこかの国との戦争に巻き込まれて
他国に統治され続けてるんだよね……。
ただ台湾は昔とは違って、今やIT産業を中心として
経済レベルだと、先進国と同等レベルなんだよね。
独立派の人たちは
「おそらく、今なら中国から独立しても、「国」としてやっていける。」
って考えてるんだろうな。


ただ、上記の選挙結果を考えると
陳水扁が勝利したとはいえ、ほぼ50%の人が連戦にも投票している。
台湾独立の方に、政治的なかじは切られるだろうけど、
そんなにすぐに独立の話が進むとは思えないなぁ……。