国家公務員Ⅰ種採用試験、二次試験せまる!



来週の日曜日は、いよいよ国Ⅰの二次試験。
専門の筆記試験と論文があるんだよね。
そして、面接は各自バラバラの日に行って
最終合格発表が6月21日なんだよな。
参考リンク


今年は、官庁訪問が最終合格後に行われるので
かなり厳しい戦いが待ってると思うけど、是非とも頑張ってくれ。
そうそう、先日大先輩のkanryoさんが、
官庁訪問について書いていたみたいなので、ここで紹介しておこう。
参考リンク


やはりこのkanryoさんは、実に物の本質を書くのが上手い。
上記の官庁訪問なんて、「うんうん、まさにその通り」と
一年前を思い出しながら、思わずうなずいてしまったよ。(笑)
今日はkanryoさんの文章について、俺なりの視点でいろいろ書こうと思う。

当然のことながら、優秀な学生はどこの役所でも欲しいと思う。
よって、毎年外務・財務・経産・総務(自治)・警察等で
奪い合いをする学生が何人かいる。
いかに我が省の仕事がやりがいがあるかみたいなことを
こんこんと説いてみたり。
あるいは内々定解禁日(今年は7月2日)までに
抜け駆け内々定を出してみたり。
まさに「駆け引き」が行われる。


kanryoさんHP

俺は、上記のような有力官庁を訪問してないし
奪い合いされた方じゃないので、よくわからないのだが(笑)
確かに聞くところによると、そんな感じらしい。
(特に事務官の方に、その傾向が強いと聞いたことがある。)
別の省庁を訪問させまいとして、
朝から深夜まで閉じ込められるってのは有名な話だよね。
ちなみに俺の場合は、B庁で朝から夜10時前(あるいは、8時だったっけか?)
くらいまで拘束された記憶がある。

内々定を出すまでの段階で、
内々定予定者数より多い人数を「囲い込み」しておく。
「君の評価は高いよ」とか言って。
そしてある程度確実に取れそうな人数が固まったところで、
「大虐殺」が行われることがある。
いきなり「はいさようなら」するのだ。


kanryoさんHP

これって、やられる方は、たまったもんじゃないよな。
他の省庁を諦めて、ある省庁に絞ったのに
最後の最後で切られるってのは、やりきれないと思うよ。
確か俺の同期の誰かが、まさに上記のセリフを言われたって言ってたな。
だけど、その省庁は最後の最後で
「おしいなぁ、君もうちょっとで内々定が出たみたいなんだけど
 ほんっとわずかの差だったんだよなぁ……。」
って言われて、切られたらしい。
彼はその省に切られた直後、うちの省に飛び込んで
ギリギリセーフで内々定をもらえたらしいけど
普通、本命のところを切られたら、違う省での復活当選は厳しい
って言われてるから、彼の場合はレアケースなんだろう。

というわけで、
いつまでも係長や若い補佐にしか会わせてくれないような役所は、
その学生をあまり高く評価していない、ということになる。
面接官の年次の微妙なニュアンスを読んで行く能力が学生に求められている。


kanryoさんHP

確かに俺の場合、切られたB庁は6人だったか7人と面接して
最終的に課長補佐までしか出てこなかったな。
逆に、内々定をもらった今の職場では、最終的に部長が出てきたもんなぁ。
ただ省庁によっては、一対一面接じゃないところや、
いきなり偉い人と面接なんてところもあるので、気をつける必要がある。


あと、今年は官庁訪問ルールが以下のようになっている。

各省庁においては、受験者に対し、訪問開始日(6月21日(月))から
6月23日(水)までの期間は
受験者の同一省庁への訪問は一日に限られる。
また、6月24日(木)から29日(火)までの間は
受験者が同一省庁に
2日以上続けて訪問してはならないことを指導するとともに、
これに従わない受験者には、当該省庁の職員は会わないこととする。


人事院HP

これから書くことは、あくまで俺の一個人的に思うところなので、
これから官庁訪問する人は話半分で見てくれればいいけど
キーポイントは、
「すべての官庁が、ガシガシにスケジュールを埋めてくるわけではない。」
ってことだな。
っていうのも、内々定が7月2日(金)ってことは
同一官庁の訪問日が、
6月21〜23(月〜水)のうちで一回。
24(木)、28(月)あるいは、25(金)、29(火)で二回
30(水)と1(木)で二回。
全部で、五回ってことなんだけど
すべての官庁が五回も官庁訪問をやるわけじゃない。(少なくとも去年は)
上記のメジャーな官庁は、踏み絵の意味があるのかないのか知らないが
きっちり五回やるところも多いだろう。
(大抵最終的には、30(水)と1(木)の連続訪問日で
 本命の官庁を選択しなくてはならない)
しかしながら、マイナー官庁だと五回も訪問する必要の無いところも
わりとあったりするんだよね。
よって、内々定の確率を増やすためには
五回も官庁訪問しなくても良い官庁を探し出して
いくつかそこを「保険」にしておく。
そんで空いた日に、違う省庁の訪問を入れるっていうのも
一つの戦略だと思うんだ。
(マイナー官庁から内々定が出ても、
 メジャー官庁に逃げる人だっているわけだしね。)


もちろん、メジャー官庁でも
30(水)に他省庁へ逃げる人達もいるだろうから
メジャー官庁でも敗者復活戦が繰り広げられる事も十分に考えられるけどね。
やっぱ一番は、自分の働きたい官庁に行くのがベストなのかな?(笑)