オゾン量:札幌、つくば、鹿児島は減少傾向 環境省



参考リンク
う〜ん、オゾン層破壊って南極だけじゃなく
実際に日本の上空でも起こってるわけね。


とりあえず環境省が発表した資料の
「日本上空のオゾン全量の年平均値の推移(1958〜2003年)」を
ちょっくら見てみよう。
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この図を見る限り確かに
「札幌」、「つくば」、「鹿児島」、「那覇」の4地点のうち
札幌とつくばと鹿児島は、オゾン量が減少傾向を示している。


しかし、この図をよく見るといろいろと不思議に思うことがあるんだよな。
まず第一にみんなも気づいたと思うけど、
確かに札幌が一番オゾン量の減少量が多い。
ただ、1958年当初のオゾン量が一番多いのも札幌なんだよね。
つまり札幌は、「初期値が一番高く減少量も一番高い」と言える。
それに比べると、現時点で一番オゾン量の少ない那覇は、
「初期値が一番低いが減少量は一番低い(むしろ増加傾向が読み取れる)」。
上記の記事中では、「札幌上空のオゾン層が一番危ない」
みたいなニュアンスが、かすかに匂うけど
「オゾン量」の観点から見れば、一番危ないのは那覇じゃないの?(笑)


第一の不思議な点に付随するけど、第二として
何で高緯度の地域ほどオゾン量が多いのだろうか?
俺は地球科学が専門じゃないので、よくわからないけど
地球の自転やら何やらの影響で、
高緯度ほどオゾンがたまりやすいのかな?


ちなみに、オゾン層を破壊するいろいろなフロンガスの寿命は
最短で50年、最長で数百年と言われている。
1987年に、モントリオール議定書締結で
1995年までの先進国におけるフロンガスの全廃が決まったけど、
フロンガスの寿命を考えると、
オゾン層が一番影響を受けるのは、数十年後になるわけでしょ?
ひょっとしたら、その頃には
外出時に「防護紫外線服」を着るのが常識になってるのだろうか?(笑)