米国:同時多発テロから3年 「ゼロ」から願う平和



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いつもと同じ場所……
いつもと同じ時間……
いつもと同じ日常……
いつもと同じ大事な人……
一瞬のうちで、「いつもと同じ何か」が無くなってしまった……。


あれから、ちょうど三年目。
確認された死者は、現在までで2749人。
アメリカの強硬な対テロ戦争で、少しは世界が平和になったのだろうか?
イラク戦争では、アメリカ軍の死者が1000人を超えた。
さらに戦争費用のせいで、アメリカの一般財政が逼迫されているし
フセイン大統領は拘束できたものの
ビンラディン」やタリバンのトップ「オマル」氏は、未だ逃走中。
……このままの路線を維持するのが、アメリカの国益になるのだろうか?


確かに自分のところの国にあんな事されたら
誰だって実行犯を何が何としてでも探し出して
罪を償わせたいと思うだろう。
ただそのアメリカだって、誤爆やら何やらで
テロリストと同じように民間人を巻き込んで
事件を引き起こしているのも、これまた事実。
俺なんか、戦う事だけが解決への唯一の道だとは思わないけど
自分の家族とかが、テロに巻き込まれたら
180°方針転換して、テロ戦争に賛成するようになるのかもしれない……。
やはり、当事者にしかわからない感情があるんだろうな。


そういえば、書いてて思ったんだけど
日本は、第二次大戦中にアメリカに原爆を落とされた唯一の被爆国。
広島や長崎の被害の度合いを見れば、
明らかに911よりも凄まじい事をされたと思うんだけど
当の俺達日本人は、それに関しては何も言わないよね。
っていうか、原爆を落とされたことに対するアメリカへの感情って
特別「むかつく」とか「絶対いつか復讐してやる」とか思わないじゃん?
当時の世界情勢と今の世界情勢とは違うし、
民族の違いもあるんだろうけど
今の日本に、アメリカに対する「憎悪」とか「憎しみ」が
ほとんど無い事に、不思議といえば相当に不思議だと思うんだが……。