昨日の続き



日本人は、アメリカに原爆を落とされたのに
何故にアメリカへの恨みの感情がほとんどないのだろうか?
もちろん、いろいろな要因が考えられるんだろうけど
とりあえず俺は日本の諺「昨日の敵は今日の友」ってのを思い出した。
おもしろいのは、これに相当する英語の諺でこういうのがあるんだよ。
「A friend today may turn against you tomorrow.」


ここに、日本人と西洋人の考え方の違いが明確に出てるよね。
日本人は、良くも悪くも「敵」を「味方」にできるのに対して
西洋人は、「味方」の裏切りの可能性を諺で説いているんだからさ。(笑)
そういえば、将棋とチェスがこれを忠実に示しているじゃない?!
将棋は、捕った敵を再び味方として使うことができるけど
チェスは、捕った駒を復活させることはできないよね。


おそらく西洋人の基本思想には
「他人は信じられない」ってのが、脈々と流れているんじゃないかな?
一方、イスラム教の教えは「目には目を、歯には歯を」でしょ?
そりゃ、お互い喧嘩したらなかなか決着つかないだろうな。(笑)
そういう意味で、仏教の場合は
「無駄な殺生はするな」とか「和を持って尊しと成す」って事で
他の宗教よりも「アンチ戦争」を基本思想に組み入れてる気がする。
(そりゃどの宗教だって、もちろん争いを推奨するなんて無いだろうけど)


この辺についていろいろ調べてみると、かなりおもしろそうな気がするよ。