05年度予算:概算要求で11省庁が人件費など削減



参考リンク
いやぁ、公務員の大事な仕事の一つに
来年度の「予算」を獲得するってのがあるんだけど
これがまた何ともばかばかしいというか、何というか……。


とりあえず、大体7月〜8月くらいに
それぞれの省庁の各課、各部、各局で来年度予算に関する検討をして
厳密な審査の上、財務省
「これこれこういう事をしようと思っているので、
 そのためにこれだけ予算をください。」
ってな事を言うわけだ。
そこで、財務省から
「いや、ここはもう少しコストダウンできるとか、
 そもそもこれはやらなくてもいい仕事じゃないの?」
とダメ出しをされて、財務省にその仕事の重要性なんかを説明するために
各省庁の職員は、必死になって頑張るわけだ。
いや、資料を作成する裏方職員も大変なんだけど
予算要求のために財務省に行く人もかなり大変だと思うよ。
時には財務省と大喧嘩したり、過労や心労で倒れる人も少なくない。


確かに、円滑に業務を進めるためにも「予算確保」ってのは大事なんだけど
そのために何故にこんな苦しい思いをしなければならないんだか……。(笑)
いや、そりゃ財務省の主計局のみなさんも残業残業の毎日で大変だろうけど
さすがに「午前3時に説明に来て下さい。」ってのは、
俺の中では常識外だよなぁ……。
(霞ヶ関勤務になったら、俺もいずれ向こうの常識に染まる物なんだろうか……)
民間の会社も、おそらくこういう仕事あると思うんだけど
どこの会社でも、こんなに大変な事をやるものなんだろうか?


おそらく、今後もそんなに税収が増える見込みは無いし
国債もバンバン発行するわけにもいかないから
来年以降もどんどん予算が減らされるんだろうな。
どこをどう削るかって事を考えると、担当者も胃が痛いだろうし、
こういう予算管理関係の部署には異動したくないよなぁ……。(笑)


そんなこんなで、今夜も中央官庁は煌々と闇夜の中で輝きながら
馬車馬のように官僚達は働き続ける……。
(ちなみに今日の日記の半分は、同期の人の代弁です。(笑))