KDDI、「着うたフル」開始へ 対応WIN端末4機種発表〜その1〜



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ついに、AUの冬モデルが発表された。
今回の目玉は新サービスの「着うたフル」であるのは、誰もが納得するだろう。
ついに、携帯電話におけるフルコーラス音楽配信が始まるのである!
ちょっと前に「DOCOMOのお財布ケータイすごいなぁ……」と言っていたが、
中学生や高校生にとっては、お財布ケータイよりも
こっちの方が魅力的に映るんだろうなぁ……。


おそらくこのサービス、
長らく不振にあえいでいた日本の音楽業界の起爆剤になると思うなぁ。
何せ著作権をきちんと考えているらしく、
SDカードのCPRMによる暗号化に対応してるとの事。
平たく言えば、暗号化の鍵に「端末の電話番号」を利用するので

  • SDカードにフル着うたを移動して、他の携帯電話へのデータ移動は不可。
  • しかし機種変更しても、機種変更後の電話番号が同じならデータ移動は可。

という仕組みになっているらしい。
こうやって、きちんと違法コピーができないような仕組みなら
音楽業界やレコードレーベルの方も積極的に協力するだろうし、
俺達エンドユーザーにとっても、
「あっ、この曲ちょっと聞きたいな。」と思ったときに、
すぐダウンロードができるのならば、俺はすぐにでも機種変更したいよ。
(明日詳しく書くけど、まさに今回のW22SAがそうだよな。)


ただ、ちょっと不満なのが2点だけ。
まず1点目が、「1曲の値段が高い!」って事。
まだ正式な発表はされてないけど、どうも1曲315円になりそう。
確かに、今の1フレーズの着うたが105円を考えると
そこそこ妥当な値段設定のような気もするが、
大体、あんな短いフレーズで105円も取るのが、
そもそもおかしいと俺は声を大にして言いたい!
俺的には、1フレーズの着うた52円、着うたフル210円くらいが
最も妥当だと思うんだけど、どうよ?
そして2点目が、「音質をもっと上げろ!」って事だな。
どうも着うたフルの符号化方式は、
HE-AAC(High Efficiency AAC)」らしい。
これは従来のAACよりも、さらに高圧縮高音質な方式らしいけど
それでもビットレートが48kbps/2chって、低すぎないか?
最近の音楽圧縮事情を考慮に入れたとしても、
CDとほぼ同等な音質を確保するためには、最低64kbpsくらいは欲しいのに……。
確かに、端末のスピーカーから音を出すのであれば
48kbpsで何も問題はないと思うんだけど、
イヤホンを使えば音質劣化がはっきりわかるんじゃないの?


って事で、今日は着うたフルについて書いたけど
明日は、プレリリースされた4機種のWIN端末とtalbyの詳細を書こう。