JASRACに少々違和感を覚える
参考リンク
とりあえず、上記の参考リンクを見て欲しい。
JASRACが被災地復興の一役を買うつもりで、
被災地のカラオケ飲食店、カラオケボックス、CDレンタル店などの
著作物使用料を11月1日から当面徴収しないことの決定を下したらしい。
とりあえず、これだけ書けば良い話になりそうだが
もともとJASRACの仕事って
- 音楽の著作物の著作権に関する管理事業
- 音楽著作物に関する外国著作権管理団体等との連絡及び著作権相互保護
- 私的録音録画補償金に関する事業
- 著作権思想の普及事業、音楽著作権に関する調査研究
- 音楽文化の振興に資する事業
とHPには記載されているだけである。
(参考リンク)
別に俺は、「JASRACは災害復興に一役買うな!」と言いたいわけじゃないけど、
「すべて」のアーティストとかレコード会社に対して
被災地の著作物使用料を11月1日から当面徴収しないことの
同意を得ているのだろうか?
JASRACは本来、アーティストやレコード会社に変わって
音楽著作権を管理してる組織であって、
直接の著作権ってJASRACにあるわけじゃないでしょ?
なのに、「被災地の著作物使用料を当面徴収しない」と
JASRAC単独で決定してるのなら、こりゃ問題だと思わない?
むしろそういう決定権は、アーティストやレコード会社に委ねるのが
スジじゃないかと俺は思っているのだが……。
別に俺は、JASRACを悪く思っているわけではないけれど
こういうJASRACの姿勢を見ていると
「音楽の著作権事業に対して、必要以上の領域にまで踏み込んでるなぁ」
っていう印象を持ってしまう。
そこんとこ、みんなはどう思うのかな?
俺が少し、偏った物の見方をしてるんだろうか?(笑)
大体現在の被災地で、
カラオケやレンタルCD屋に行く人がどれだけいるんだろうか?
(そんな暇があるはずないだろ!)
そういう意味で、この復興措置が
どれだけ効果をあげるかって非常に俺は疑問に思うし、
ある意味、逆に被災者の神経を逆撫でするような気が……。