世界初、常温で磁石に吸い付く液体発見…東大チーム



参考リンク①
参考リンク②
おぉ、これもまたおもしろそうな発見だよなぁ……。
確かに水の中に鉄粉を入れても
鉄粉だけが磁石に吸い寄せられるだろうけど、
鉄粉自体は磁性を持つ「固体」であって、「液体」じゃないよね。
今回の発見のすごいところは、磁性を持つ「液体」が見つかったって事だろう。


記事中の画像を見て、まず思うのが「黄色の液体って油?」って事なんだけど
ひょっとして油じゃなくて、単純に水に黄色の着色を施したものなのか?
おそらく「油」と「磁性イオン液体」、「水」と「磁性イオン液体」の
両方の組み合わせでもできるとは思うんだけど、どうなんだろ?


俺が不思議だなぁと思ったのは、
「磁性イオン液体の極性ってどうなってるんだ?」って事。
通常、塩化ナトリウムのようなイオン化合物って
極性があるために、同じく極性の強い「水」に溶けて
陽イオンと陰イオンに分解するじゃない?
あるいは、無極性の化合物って
同じく無極性の油みたいな液体に溶けるはず。
ところが、この「磁性イオン液体」って
当然水にも溶けないだろうし、油にも溶けないんでしょ?
(参考リンクの画像がまさにそれを表しているよな。)
だけどこの磁性イオン液体中には、陽イオンと陰イオンが存在するわけで……。


おそらく「磁性イオン液体」の一個一個の分子の外側に、
水にも油にも溶けない特殊な分子膜でも出来てるんじゃないの?
さらに、その分子膜を構成するための結合力が常温で液体にさせてるとか?


う〜ん、いろいろ考えてると非常に楽しいけれど
俺には自分の考えを実証するだけの知識と道具がないんだよな。
ってことで、誰か「磁性イオン液体」の謎を解いて俺に教えてください!(笑)