検証20万都市 新鳥取市誕生を前に「赤字解決策見えず」



参考リンク
今月の11月1日で鳥取市は、国府町、福部村、河原町
用瀬町、佐治村、気高町鹿野町、青谷町と合併して、
(新)鳥取市として新たな一歩を踏み出した。


直接この話とは関係ないんだけど、
合併する前の鳥取市の人口って、約15万人なんだってさ。
それを最初に知ったとき、思わず
「えっ?県庁所在地で人口が10万人台のところなんかあるの?!」
と思ったんだけど、調べてみたら県庁所在地で人口10万人台って
意外にあるんだよ。
平成8年〜平成10年現の資料で調べてみたら、
佐賀市:170,691
津市 :164,331
松江市:148,587
鳥取市:146,708
山口市:136,992
って数字が出てきた。
普通に「へぇ〜」だよなぁ……。
今回の市町村合併で、上記の都市はすべて20万人以上になるのかな?


さてさて、まぁ鳥取市に限った話じゃないけど
「合併によって赤字が解消されるか?」って言ったら
これがまたなかなか難しいっていう良い例だよな。
もちろん、市長とか市議会議員の数は減るだろうけど、
国の補助金で作った施設とかに関しては、なかなか自治体の方も
「せっかく国にお金を出してもらったのに、つぶしてしまうのは……」
とか思ってるんだろうか?(笑)
確かに公民館みたいに
地域住民のためになっている施設は残してもいいと思うけど、
どんなに頑張っても儲けがとれないレジャー施設とかは、
積極的に廃止してもいいんじゃないかと思うんだよなぁ……。


大体、市町村合併のメリットの一つに

総務、企画等の管理部門の効率化が図られ、
相対的にサービス提供や事業実施を
直接担当する部門等を手厚くするとともに、
職員数を全体的に少なくすることができます。


総務省:市町村合併資料

と書かれてあるけど、まず最初に職員を減らすよりも
負の遺産をどうにかする方が先なんじゃないの?
リストラするよりも、維持費のかかる負の遺産を処分する方が、
よっぽどお金が浮くような気がするんだけどなぁ……。


何だかんだ言われているけれど、
これから三位一体の改革によって地方の権限が拡大していくだから
自治体でも自分達の生き残りのために
それぞれの経営努力をしていかないといけないんだよな。
じゃないと、本当にそのうち破産する自治体が出るだろうし。
(もっとも、すでに「破産状態」の自治体も結構あるだろうけどね……)


はぁ……。マジでもう日本にはお金がないんだなぁ……。