こういう人生がいいよなぁ……



毎日新聞に連載されているシリーズ「サラリーマンと呼ばないで 」を
かかさず読んでいるんだけど、
このシリーズは現代の社会に生きる「サラリーマンの苦悩」を書いているんだ。
これがまた、いろいろ考えさせられる話ばかりなんだよね。
今日は、そのなかの「家族 親を看る(全5話)」を紹介しよう。


参考リンク「親を看る/1」
参考リンク「親を看る/2」
参考リンク「親を看る/3」
参考リンク「親を看る/4」
参考リンク「親を看る/5止」


まぁ、あらすじだけ書いておくけど

大学を卒業してNKK(現JFEスチール)に就職したサラリーマンが
母親の死に対して「自分は何も出来なかった」という自責に苛まれ続ける。


その後、父親がぼうこう癌を発症し
「あのときは何も出来なかった。同じ後悔はしたくない」と
横浜のマイホームを手放して故郷にUターンするも
なかなか次の就職先も決まらず、焦る日々……。


ようやく、おじのつてで再就職にこぎつけるも
収入は以前の2/3まで落ちた。
しかしながら、横浜時代とは変わって定時に帰れる日々。
父の看病をしながら家族と共に過ごせる事に
確かに彼は幸せを感じていた。


そんな父にも、確実に病魔の影は差し迫っていたが、
なるべく病床の父の好きなことをさせ、自分達も必死に父の看病をした。
父は結局、癌が転移して亡くなったが、やれるだけはやった。
母を亡くした時と違い、心残りはなかった。


それから3年。
横浜では平日、子どもが起きている時間に帰ることはなかったが、
今は、夜寝る前に学校や友達の話を聞く時間もある。


「あの時、もし故郷に戻って来なかったら
 今はどういう生活を送っていたのだろう?」
彼は今、喜びをかみしめながら生活をしている。



ちなみに、上記のあらすじは俺の主観もかなり入ってるので
気になった方は、是非とも参考リンクの方で原文を読んでみてよ。


俺も、今後霞ヶ関で寿命を縮めてまで働くよりも
このまま田舎で人間らしい生活をしたいよなぁ……。(笑)
もちろん与えられた「仕事」を責任持って遂行するのは
社会人として当たり前の事なんだけど、
俺は自分の「幸せ」を犠牲にしてまで働けるのだろうか……
う〜ん……、正直心から「はい」とは言えない自分がいるのも事実。
どう考えても、自分の上司や同期の働きぶりを見ていると
自分の将来に非常に不安を覚えてしまう……。
そのうち組織に染まるに従って、
「仕事するのが幸せ」と思うものなんだろうか?(笑)


ちなみに、最近は子供の数が少なくなってきているし
夫婦お互い一人っ子だったりすると、将来めちゃくちゃ大変なんじゃない?
うちは今時珍しく四人兄弟で(俺が一番上)、
「他の3人の中の誰かしらが地元に残るだろう。」と勝手に思ってるから、
両親が倒れた時の介護や看病は、地元に残る人にまかせようと思ってる。(笑)