生後1年まで男性職員に育児休暇義務づけ 群馬・太田市



参考リンク
育児休暇の「義務付け」って確かに珍しいなぁ。
俺もそんな制度、初めて聞いたよ。
労働者の立場から見れば、子供と一緒に過ごせる時間も増えるし
男性も「どれだけ育児が大変なのか」を身をもって体験できるので、
これはとても良い制度かもしれない。


ただ、霞ヶ関でこの制度を適用するとなると……
まぁ、まず無理なんだろうなぁ。(泣)
というのも、子供が産まれる時点での夫の年齢って
大抵の人は30歳代くらいじゃない?
(霞ヶ関で、20歳代で子供がいる人は珍しいと思う)
ちょうどその頃っていうのは
「課長補佐」とか「○○官」みたいな局付き(部付き)の
ポジションにいると思うんだけど、
その人達が長期休暇でいなくなったら仕事が回らなくなってしまうよ!
特に「課長補佐」なんかは、
現場レベルでは一番の責任者で陣頭指揮をする人なので
そういう司令塔が長期で抜けるのは、
職場にとってあり得ないくらいの損失になるわけだ。
そういう意味で、こういう「休暇の義務付け」ができる余裕のある職場って、
非常に羨ましいなぁ……。(羨)


ところで、育児休暇後の「育児研修日記」って何を書くんだろう?

◎月×日 育児休暇1日目 晴れ


今日は非常に息子の機嫌が悪く、朝から一向に泣き止む気配がない。
妻には「たまには子供を俺に任せて、リフレッシュして来いよ。」
と言った手前もあり、何とか妻の力を借りずに一日通して育児を行いたい。


しかしながら、「アンパンマン」を見せても、
「高い高い」しても、「いないいないばぁ」しても、
何をしても泣き止んでくれない。どうしてだろう?
熱を計ったが、特に異常があるわけでもないため
とりあえずオムツを変える事にした。
普段息子のオムツは妻が変えているため、
私がオムツを変えるのはすごい久しぶりである。
慣れていないせいか最初は、前と後ろが逆になり失敗してしまった。(笑)
その後、きちんとオムツをはかせようとするが
微妙に位置がずれてしまったりと、これがまたなかなか大変である。
さらに、オムツを変えている最中に
息子がおしっこを飛ばしてしまい、さぁ大変!
毎日の妻の苦労を身に染みて体験する。


まだ泣き止まないので、ミルクを与えることにした。
しかしながら、息子のミルク缶がどこにあるのかわからずに
探すのに10分かかる。
ポットからお湯を出してミルクを作り、
息子が飲めるようにミルクを冷ます。
「うん、こんなもんだろう」と思い、息子に与えると余計に泣き出した。
まだミルクが熱かったのだろうか?
再び冷まして再度息子に与えると、今度は飲み始めた。
「赤ちゃんって、あんな温度でも熱く感じるのかぁ。」
自分の息子であるにもかかわらず、
ミルクの適温すら知らなかった自分に気づき反省する。


一旦、ミルクを飲んでから機嫌が良くなったように見えたが
再びすぐにまた泣き始めてしまった。
どうしていいか途方にくれていると、
ちょうど良いところで妻が家に帰ってきた。
すると、息子は妻に抱かれた途端泣き止んだではないか?!


「そうだったのか……」俺は気づいた。
きっと息子にとっては、妻のぬくもりが一番心安らぐ瞬間なのだと。


まだ育児休暇一日目だが、息子の事をたくさん知ったような気がする。
しかし、俺はまだまだ「良い父親」には程遠い事もよくわかった。
今まであまり息子と一緒の時間を過ごしてやれなかったし、
この育児休暇を利用して、一人で育児ができるところまで到達しないとな。
あと、育児休暇第一日目にして「妻の大変さ」がよくわかった。
出産も大変だったろうけど、子供の育児もすごい大変なんだな。
普段は恥ずかしくて言えないけど、
「俺と息子の面倒を見てくれて、どうもありがとう」。


そう、俺の「良きパパへの道」は、まだ第一歩を踏み出したばかりである。

って感じか?(笑)
(思わずパパになったつもりで長々書いちゃったよ!)


というわけで、
俺も子供が産まれた直後くらいで、太田市に出向してみたいよ。(笑)