05年の10大予想で「ムーアの法則」破たん予測



参考リンク
まぁ、情報系の人じゃないと「何だその法則は?!」って感じだよな。
ムーアの法則っていうのは、あえてわかりやすい一言で書けば
「PCの処理速度は18ヶ月〜24ヶ月で2倍になる」って事。


事実、PCを制御するトランジスタは大体ムーアの法則に沿って
18ヶ月〜24ヶ月で集積度が2倍(スピードも2倍)になっているんだよね。
ただ、Intel社がペンティアムの4GHz版の開発を中止したことから
上記の参考リンクで大きく書かれたんだと思うけど、
別にCPUスピードの物理的限界に達したわけじゃないし、
「ちょっと一休み」ってところなんだろうな。


Intel社が「ちょっと一休み」する理由って
「スピード重視」から「省電力重視」に転換したからなのかな?
最近は「これ以上CPUが早くなっても意味無いよ!」っていう人が
増えてきたみたいだしねぇ……。
とは言いつつ、3次元CGレンダリングみたいに
まだまだ現状のCPUスピードじゃ遅すぎて
リアルタイムじゃ動かないケースも無くは無いけどさ。


そうは言うものの、Intelは極短波長の紫外線を使って
「新たな微小加工技術」の導入を最近決定したし、
参考リンク
ペースは遅くなれど、まだまだCPUのスピードは速くなりそうだよ。
ちなみに物理的トランジスタサイズの限界は、
MPU(Micro Processing Unit)のゲート長が5nm
(ちなみに1nm=0.000001mm)と言われている。
今現在、製造されているMPUのゲート長は37nmくらいなので
まだまだMPU小さくできる余裕がありそうじゃん?


なぜゲート長が5nmを下回るとまずいのかと言うと、
電子の「放出源」と電子の「流れた流れない」を検出する箇所が
近くなれば近くなるほど、
不確定性原理」という物理法則により
正確な電子の流れ検出が「ノイズ」によって見分けが付かなくなるからなんだ。


まぁもっとも、「限界まで処理スピードを上げる」って事の前に
「メモリとCPU間のデータ転送速度の向上」とか
「CPUで生じる発熱量の抑制(省電力)」を何とかして欲しいもんだ。