曲がるスキャナー:有機半導体を使った薄いシート型



参考リンク
す、すげぇ!こんな薄くて、本当に読み取れるのか?!
まぁでも、すでに電子ペーパーで「こんなの」が出るくらいだから
曲がるスキャナだってあってもおかしくないけどさ。


俺はよくこいつの原理を知らないんだけど
従来のスキャナって、読み取り対象物の
「白い部分は反射率が高く、黒い部分は反射率が低い」って性質を利用して、
強烈な光を出してその反射光を
CCDセンサーかなんかで拾うわけでしょ?
参考リンクの画像を見た感じだと、
おそらく小さな受光センサー(有機ダイオードか?)が
シート上にたくさん埋め込まれてて、
シートそのものが有機半導体回路になるんだろうな。
(あるいは、「受光センサー」と「回路」の2層の張り合わせ?)
でも、光源はどうするんだろう?
普通に室内灯ぐらいの明るさで、ちゃんとスキャンできるのかな?


ところで、白川先生がノーベル賞を受賞した「導電性高分子の発見」で
一気に火がついたのか、
最近「有機半導体」の基礎研究や応用研究がえらい流行ってるよねぇ。
従来の「無機半導体」に比べると「有機半導体」は

  • 軽い
  • 薄い
  • 柔軟性がある

等の特徴があって、しかも電流を流すと発光したり(有機ELの原理)、
またその逆で、光を照射すると電気を取り出すことができたり(太陽電池)と
非常におもしろい性質を持っている。


まぁ、「有機半導体」は「無機半導体」と違って
まだわかっていない事がたくさんあるみたいだし、
今後さらなる発見とかがあれば、完全に「無機半導体」から
有機半導体」へシフトするような事になるんじゃない?
この辺の研究も、結構おもしろそうだよなぁ……。