May peace,forever!

monja2005-01-22



昨日ようやく出張業務が終わったよ。
とりあえず昨日は広島から島根へ移動し、島根での仕事が終わってから
再び広島に戻って仕事があったので、めちゃくちゃ疲れたよ。
そんで、今日が東京に帰る移動日になってるんだけど、
今夜帰る予定なので、午前中〜お昼にかけて
原爆ドーム」(参考リンク)と
「平和記念資料館」(参考リンク)を見に行ってきたよ。
小学生の低学年だった頃に、家族旅行で来た事あるんだけど
その時は「原爆ドーム」も「平和記念資料館」も
大して興味があったわけじゃないので、ほとんど記憶に残っていない。


あれから17年以上も経過して、再び行って来たわけだけど
今回はむちゃくちゃ衝撃を受けたなぁ……。
たった一発の原爆で廃墟と化した広島のパノラマ写真、
爆風でガラスの破片が貫通したコンクリートの壁、
8時15分で止まったままの腕時計……。
どうして、17年前の俺はこれを見て衝撃を受けなかったんだろう?
俺は特に、広島という地に思い入れはない。
親戚や知り合いが被爆したわけでもない。
だけど、あんなもん見されられたら
「これが戦争を終わらせる唯一の手段だったのか?」と思わざるを得ない。


上記のいろいろな展示物を見ていると
自然に俺は涙が出てきてしまったけど、
よくよく周りを見渡してみると
俺の隣にいたおじいさん(推定70〜80歳くらい)も
肩を震わせながら涙を流してたし、
俺と同じ年くらいの女性や、カップルで泣いてた人達もいた。
多分、老若男女問わずみんな似たような感情を抱くと思うんだ。
リアルタイムで「原爆」を体験した人もいるだろう。
一方で俺みたいに、「原爆」どころか
「戦争」すら知らない人もたくさんいるはず。
そういう共通項が無いにも関わらず、
これだけの人の心の中に、鋭く焼き付けられる「衝撃」ってのは
なかなか無いと思うんだよなぁ……。*1


「俺達日本人は、被爆体験を忘れちゃいけない。」
「後世の人達にこの悲惨な経験を伝えなきゃならない。」
と、資料館を後にして俺は思ったよ。



*1:ただ「日本人」っていう共通項はあるかもしれない。「平和記念資料館」には、外人のお客さんもたくさんいたけれど、おもしろい事に外人で泣いている人はいなかったんだよなぁ……。