触媒技術:家畜ふん尿からベンゼンと水素 北大教授ら開発



参考リンク
ふむふむ、まさにバイオマス(生物資源)の有効利用ですな。
まぁ確かに家畜ふん尿っていったって、有機物の一種ではあるんだから
何かの反応でベンゼンに分解できるんだろうけど、
今までのコストの半分でベンゼンができるならそれはそれですごい安いし、
この製法であれば、「石油価格の乱高下の影響を受けない」
ってのがポイントだよな。


この方法だと、ベンゼン生成過程で二酸化炭素も排出しないので

と、なかなか良い事尽くめのような感じがするけれど、
牛1000頭で一日50kgのベンゼンしか作れないみたいなので
大量生産は難しそうだよね。
でもさ、これって家畜ふん尿にしか使えない技術なのかな?
人間のも使えば、かなりの量が確保出来るじゃん?


まぁでも、よくよく考えてみたら
ベンゼンって「石油化学製品」の原料なので、
例えばコンビニのお弁当箱とか、飲み物のペットボトルとかになるわけだ。
そんなものの原材料に、人間や家畜のふん尿が使われるかと思うと
ちょっと抵抗あるよなぁ……。(笑)


まぁでも、環境省が言っているように21世紀は
3R(Reduce,Reuse,Recycle)の循環型社会を目指すべきなんだから、
どんどんこういう技術を実用化して欲しいよなぁ……。