小学校漢字調査:苦手な読み書き、時代を反映



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いやぁ、小学生が習う漢字って難しいよなぁ……。
「読本」を「どくほん」、「米作」を「こめさく」、「肥」を「こやし」
って読んだ俺は、おそらく平均的な小学生なんだろうな。(笑)
っていうか、笑い事じゃないよな。
しっかし、小学生の習う漢字って意外に難しいのもあるよなぁ……。


でも、書き取り問題で
「高そう(層)ビルが建つ」の正答率が
80年の19.7%から65.4%に上がったっていう事と、
「大とう(統)領の演説」の正答率が
80年の16.6%から55.6%に上がったっていうのは、
これはすごい興味深いよねぇ……。
ちょうど、80年代後半辺りから「オゾン層問題」が
毎年のようにメディアに出てくるようになったし、
「大統領」も頻繁にTVテロップに出たりしたのが一因かな?
あとは、
「めん(綿)みつな計画を立てる」(正答率10.6%)ってのと、
「めん(綿)のシャツを着る」(正答率55.6%)ってので、
同じ字なのに正答率が違うってのも、おもしろいもんだよね。
まぁやっぱり、つまるところ馴染みのある使い方をしている字ほど
よく覚えるって事なんだろうな。


おもしろいのは、
「でん園地帯」を「電園地帯」と間違ったり、
「とん屋から仕入れる」を「豚屋から仕入れる」って
間違った小学生が多いみたいだけど、
確かに「電園地帯」って単語があっても、意味的におかしくなさそうだし、
もし豚を仕入れる事を考えると、ある意味「豚屋」だよな。(笑)


ただ、日本語の書き言葉は
「平仮名」、「片仮名」、「漢字」と三種類の表記法がある上に、
「平仮名・片仮名」の表音文字と「漢字」の表意文字
同一文章中でごっちゃに扱う言語なので、
かなり世界的に見ても特殊なんだろうし、難しい言語なんだろうなぁ……。