研究

「ウェーブレット」とは何か?〜その④〜

参考リンク「ウェーブレット」とは何か?〜その①〜 参考リンク「ウェーブレット」とは何か?〜その②〜 参考リンク「ウェーブレット」とは何か?〜その③〜 さて、前回はハール変換の時間・周波数特性について書き ウェーブレットが時間・周波数の分解に 比較…

「ウェーブレット」とは何か?〜その③〜

参考リンク「ウェーブレット」とは何か?〜その①〜 参考リンク「ウェーブレット」とは何か?〜その②〜 ふむ、という事で今回がこのシリーズ3回目。 今日は、前回〜その②〜で説明したハール変換の 周波数と時間の分解能について説明しよう。 それでは、上記〜…

「ウェーブレット」とは何か?〜その②〜

と、いう事で今回のから 本格的にウェーブレットについて説明しようと思う。 さて、俺が以前書いた ここ「フーリエ変換の基礎②」の画像を見て欲しい。 フーリエ変換の場合は、ある波形を 「ゆっくり変化する波形」(低周波成分)や 「細かく変化する波形」(高…

「ウェーブレット」とは何か?〜その①〜

う〜ん、久しぶりに「研究」のカテゴリーを書いたなぁ……。(笑) 1日で三時間くらいブログを書けるなら、 学生時代にやっていた研究の話をずらずら書きたいところなんだけどなぁ……。 果たして、「圧縮符号化」や「信号処理」の分野に関係のある人が どれだけ…

ハフマン符号化とは?③(最終回)

さて、前回では A…「00」 B…「01」 C…「10」 D…「11」 の割り当て規則の下で 「ABADAACB」は「00 01 00 11 00 00 10 01」という 16ビットに置き換えられるけど、 ハフマン符号によって A…「0」 B…「10」 C…「110」 D…「111」 を割り当てれば、 「ABADAACB」…

ハフマン符号化とは?②

参考リンク さて、前回の①では A…「00」 B…「01」 C…「10」 D…「11」 っていう、「0」「1」の割り当て規則の元で 「ABADAACB」は「00 01 00 11 00 00 10 01」という 16ビットに置き換えられることを書いた。 その上で、この文字列をもっと少ないビット数で …

ハフマン符号化とは?①

久しぶりに、この[研究]カテゴリーを書いたなぁ……。 前回最後に書いたのが、4月12日なので5ヶ月ぶりってことか。(笑) 前回までは、フーリエ変換の基礎シリーズを書いてたけど 今日は、情報理論で使われる「ハフマン符号化」について書こう。 (フーリエ変換の…

フーリエ変換の基礎②

前回は、フーリエ変換の概念を書いたけど 今回は実際にある波形をフーリエ変換してみるか。 参考リンク さて、今、8サンプルのある波形があったとしよう。 その振幅が、 [1633,2654,3040,2996,3679,4377,3971,3060,2230,1421] だったとする。 この8サンプ…

フーリエ変換の基礎①

前回は、波形符号化方式 (波形を少ないビット数で再現させる)の話で その代表例としてADPCMをあげた。 基本的に、波形符号化は 圧縮率に限界があると言われてて ADPCMやその他の方式でも、 大体25%以下(1サンプル当たり4ビット未満)の圧縮をかけると 著しく…

音楽情報圧縮の基礎「ADPCM」

とりあえず今回は、音声・音楽情報圧縮の 基本になる「ADPCM」方式 について説明します。 前回の「標本化」と「量子化」によって 1サンプル当たり、16ビットで波形を 表すことができるようになった。(PCM) だけど、1サンプル16ビットだと 1秒間で7045000…

音楽情報圧縮の基礎「量子化」

前回は、連続波形を上図のように 時間軸に対して離散する 「標本化」について説明しました。 今日は、この離散波形を0、1に変換する 量子化の説明をします。 先の標本化によって、それぞれの振幅を数字で表せるようになりました。 上図の例であれば、1サ…

音楽情報圧縮の基礎「標本化」

いきなりMP3のアルゴリズムを説明するのは かなりしんどいことになりそうなので (読んでくれる人にとってではなく、俺にとっても) とりあえず今日は、音声や音楽のデジタル化をするための 必須作業である「標本化」(サンプリング)の話をします。 基本的に音…

音楽圧縮について

通常、CDぐらいの高品質の音楽をデジタル化しようとすると 1秒間で約176.4KBぐらいの容量を必要となり 5分の曲では、およそ52.92MBにもなってしまう。 最新の音楽圧縮技術では、ほぼCDと等品質で ファイルサイズが1/20ぐらいまで圧縮できるようになった。 …